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木のいのち木のこころ―地
¥800
種別:古本(状態は比較的に良い) 出版:新潮社 著者:小川 三夫 出版年月日:2001年 サイズ: 単行本 ページ数:215ページ ISBN:9784102900932 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 法隆寺最後の宮大工棟梁といわれる西岡常一が、1300年にわたる古建築の技と知恵を語った「天」の篇。それを受けて、18歳で西岡の門を叩き、3度追い返されながらもただひとりの弟子となった小川三夫が、技能を継承する側の視点から、師あるいは宮大工の未来を語ったものが本書だ。 西岡は、言葉や文字に頼らず、仕事を通して培った「手の記憶」を伝える古来よりの「徒弟制度」のなかで小川を育てていく。すべての指示が「簡潔だが、遠回し」で、「とにかく研ぎをやれ」という独得の修業だ。しかし、小川は夜も寝ないでひたすら道具を研ぎ続け、わずか1年で西岡に匹敵するほどの腕前になったという。徒弟制度には「個人対個人が持つよさがあり、木の癖を見抜き、それを生かす飛鳥の工人の心構えと同じものが弟子の教育にはたらいています」と小川は語る。2人の濃密な師弟関係のなかには、個々人の個性を見分け、じっくりと育てていくという教育の本来の姿が映し出されているのだ。 一方で、西岡のように寺社以外の仕事をいっさい請け負わないまま宮大工を続けていくことは困難と判断した小川は、「食える宮大工」を目指して新たな道を模索しはじめる。西岡の技と知恵を継承した唯一の弟子としての責任と、建材である檜(ひのき)や寺社建築の減少といった時代との戦いを双肩に抱えた小川の出した答えが、工人集団「鵤工舎(いかるがこうしゃ)」の設立だ。小川のもとに集った若者たちが、いかにして伝統の技を習得していったかは、彼ら19人へのインタビューで構成される「人」の篇で明らかとなる。(中島正敏) <著者 小川 三夫> 日本の宮大工、寺社建築専門の建設会社「鵤工舎」の創設者。宮大工西岡常一の唯一の内弟子。
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日本の手仕事をつなぐ旅 いろいろ1 久野恵一と民藝の45年
¥1,770
SOLD OUT
状態:古本(比較的状態は良い) 出版:グラフィック社 著者:久野 恵一 出版年月日:2016年 サイズ:A5 並製 ページ数:320ページ ISBN:9784766128512 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 「手仕事フォーラム」のHPで久野さんが10年にわたって続けた連載「kuno×kunoの手仕事良品」は、民藝の道を志してからのさまざまなつくり手との出会いやかかわり、その土地でつくられる製品の背景や歴史、新たな製品づくりの取り組みなど、久野さんと日本の手仕事の歩みをそのまま凝縮したようなアーカイブです。それを豊富な写真とともに再編集するシリーズ。第三弾は東北を中心とする編組品、染織、木工などのお話。 <著者> 武蔵野美術大学在学中、民俗学者・宮本常一に出会い、日本の民衆文化の深さ、おもしろさとともに、いかに有意義な旅をして生きていけるかを伝授され る。その後、柳宗悦の民藝運動より、民衆のくらしの道具の中にある美しさと社会性を知り、感銘を受ける。埋もれた手工芸品の発掘、伝統を守る職人、現代生活に適う新作民藝品づくりに励む工人・工房への製作協力など、現代における民藝の普及と後継に尽力した。
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日本の工芸を元気にする!
¥750
SOLD OUT
状態:古本(状態比較的良い) 出版:東洋経済新報社 著者:中川政七 出版年月日:2017年2月 サイズ:単行本 ページ数:254ページ ISBN:9784761526795 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 創業300年、奈良の小さな老舗から全国展開まで。現代的マネジメントとブランディングで伝統産業を蘇らせる!著者の中川政七(中川淳)は、2002年に家業に転職し、その後の15年で製造から小売まで、業界初のSPAモデルを構築し、「遊中川」「中川政七商店」「日本市」など、工芸品をベースにした雑貨の自社ブランドを確立してきた。現在、全国に約50の直営店を展開している。また、工芸分野の経営コンサルティング事業を行い、日本各地の企業・ブランドの経営再建に尽力している。そのミッションは、「日本の工芸を元気にする!」ことにある。ポーター賞、日本イノベーター大賞を受賞した、今、最も注目される若手経営者が格闘し挑み続けた15年の記録と、未来への構想。 <著者 中川政七> 中川政七商店代表取締役社長 中川政七(中川淳)。株式会社中川政七商店 十三代代表取締役社長。1974年奈良県生まれ。京都大学法学部卒業後、2000年富士通入社。2002年に中川政七商店に入社し、08年に代表取締役社長に就任。製造から小売まで、業界初のSPAモデルを構築。「遊中川」「中川政七商店」「日本市」など、工芸品をベースにした雑貨の自社ブランドを確立し、全国に約50の直営店を展開している。09年より業界特化型の経営コンサルティング事業を開始し、日本各地の企業・ブランドの経営再建に尽力している。16年11月、同社創業300周年を機に十三代中川政七を襲名。17年には全国の工芸産地の存続を目的に「産地の一番星」が集う日本工芸産地協会を発足させる。15年に「ポーター賞」、16年に「日本イノベーター大賞」優秀賞を受賞。「カンブリア宮殿」や「SWITCHインタビュー達人達」などテレビ出演のほか、セミナー・講演も多数。著書は『奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。』『経営とデザインの幸せな関係』(以上、日経BP社)など。
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