-
ダメになる人類学
¥2,530
出版:北樹出版 著者:吉野晃 出版年月日:2020年4月 サイズ:A5並 ページ数:240ページ ISBN:9784779306297 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> フィールドで出会った「ダメ」にまつわる事象を文化人類学的な視座から分析した事例集。キーワードリストも充実、反転学習にも最適。 【目 次】 第1部 生業・生態 1 移動への構え――家を堅牢に作っちゃダメですか? 2 “丁寧な暮らし”と過去になりたての未来 ――食べ物は手づくりじゃなきゃダメでしたっけ? 3 資源管理と集団魚毒漁――コモンズには社会の秩序がないとダメ 4 人が決めてもダメでした――人間と家畜の関係性 5 もめごとの処理――話し合わなきゃダメですか? 第2部 食と習慣 1 混ぜないビビンバがダメな理由――韓国料理が大事にするもの 2 ニューギニア島の食生活と歴史――サツマイモなしではダメなのです 3 時間の感覚と生活習慣――0時に日付が変わらないとダメですか? 4 働かないとダメですか?――業務内容:飲茶(アットホームな「職場」です) 5 異なる医療文化の出会い――脈診は片腕だけじゃダメでした 第3部 交換と経済 1 婚資を分割払いしてはダメですか?―― 一括払いは水くさい 2 あなたのコメはどこから? わたしは実家から! ――自由にコメを送っちゃダメだった国ニッポンの現在 3 資源開発と結婚ブーム――現金はダメだからまたブタで 4 勝手に使っちゃダメですか?――モノの所有と使用 5 シェアリングが支える豊かさ――そんなに持たなきゃダメですか? 第4部 コトバと世界観 1 洗濯物の下をくぐっちゃダメなわけ――バリ島における上下の秩序と世界観 2 時間と人間関係――集合時間を決めてもダメでした 3 コーラがオレンジ色ではダメですか?――言葉とカテゴリー 4 用語に惑わされてはダメ!――琉球語の人称と数の話 5 識字文化の諸相――本は読まないとダメですか? 第5部 家族・親族 1 ミエンの親子観――血がつながってなければダメですか? 2 核家族化――大家族ではダメですか? 3 移動を生きる――家族って一緒に暮らさなきゃダメですか 4 漢族の名前と世代――勝手に名前を変えたらダメですか? 5 祖先は恋のオジャマ虫――気軽に好きな人と交わっちゃダメですよね? 6 ふたつの絆――つながらないとダメですか? 第6部 儀礼・宗教 1 ウシに生きられなくなった人々――代わりにレモンじゃダメですか? 2 「問いの精霊」に憑かれた女 ――主体性や自己がなくてはダメだと考えるのはダメかもしれない 3 拾われなかった遺骨の行方――残骨灰を廃棄してもダメじゃない、だけど…… 4 宗教の定義をめぐる問題――信じてない神様を拝んじゃダメですか? 第7部 ジェンダー 1 儀礼の変化――女性が儀礼を執り行ってはダメですか? 2 保健活動と性――人前で話題にしてはダメなこと 3 ニューギニア高地社会の「男らしさ」――モテなくてはダメですか 4 移民女性とジェンダー――「女は外、男は内」じゃダメですか? 第8部 記憶と歴史 1 雪かきをめぐる、知恵と工夫とやっつけ仕事 ――雪国のダメな感じのブリコラージュ 2 祖先の歴史――コピペではダメですか? 3 複数の歴史を生きてはダメですか?――祖先を選んで「未来」を創る 4 記憶が歴史になるとき――活字で残さないとダメなんです 第9部 メディア・表象 1 民族とエスニシティ――漁業をしない漁民はダメですか? 2 メディアが文化を創ってはダメですか? ――その話、誰から聞いた? 何から聞いた? 3 情報化社会を生き抜くヌエル人――閲覧者数=真実と考えるのはダメですか? 4 高齢者とコミュニティ――高齢者が神前でエアロビをしてはダメですか? 第10部 国民国家とガバナンス 1 “文化資源”とお国自慢 ――大河ドラマと博物館は、タイアップしなきゃダメですか? 2 茅葺の家ではダメですか――地域社会を形成していた年齢階梯集団 3 国家の指示通りではダメだから ――イデオロギー国家における国営農場の運営戦略 4 ダメなガソリンスタンド――違法だが不正ではない? 村社会のルール 5 平和構築とノープロブレム――自分が世界の中心じゃやっぱりダメですか? <著者 吉野晃> 東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会人類学)。現在、東京学芸大学教育学部教授。専門は社会人類学、ミエン(ヤオ)研究
-
ふれる社会学
¥1,980
出版:北樹出版 著者:ケイン樹里安 編著:上原健太郎 出版年月日:2019年11月 サイズ:A5並 ページ数:162ページ ISBN:9784779306181 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> わたしたちをとらえて離さない社会。メディア、家族、労働、余暇、ジェンダー、セクシュアリティ、差別、人種等の視点から、身近な、そしてエッジのきいた14のテーマを読み解くことを通して、社会の大きな仕組みにふれる。また、執筆者と研究との出会いを記したコラム「研究のコトハジメ」や、初学者読者応援ページ「コトハジメるコツ!」では、大学での学びのお役立ち情報を掲載し、より深い学びをサポート。 <著者 ケイン 樹里安> 1989年(平成元年)生まれ。専門は社会学/文化研究。主たる研究テーマは「ハーフ」とよさこい踊り。大阪市立大学都市文化研究センター研究員。大学・専門学校非常勤講師。「HAFU TALKハーフトーク」共同代表。
特集