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LOCKET 06 地図の銀拍部
¥2,200
独立系旅雑誌『LOCKET』第6号は旅人のためのスキー特集です! 世界地図から空白部が消え、「秘境はなくなった」といわれてもなお、銀白部が存在します。白銀の世界に目を凝らせば、未知の国では普遍のスキーが見つかり、見知った国では未知が広がっていました。 イランとトルコで滑り、ノルウェーと韓国で歴史を遡り、台湾で廃墟を探します。久栖博季、石川直樹、マイク・エーブルソン、金本凜太朗、久保康友ほか豪華面々に協力いただきました。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による美しい「心刷」です。さらに一部ページは石川県金沢市の石引パブリックで自らリソグラフ印刷。 真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンから、新たな視点を問いかけます。 (版元より)
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雑誌polaris ISSUE02「畏敬の念/Awe」
¥2,200
思索の旅へ polaris は「思索の旅」をテーマにしたトラベルマガジンです。私たちpolarisは、世界中の人々が 紡ぐ日々の断片的な物語(ナラティヴ)の収集を通じて、その異なる価値観と原理の中に自分の人生を思索するためのヒントを探します。 ISSUE02は『畏敬の念〜驚きに満ちた日々、希望にあふれた毎日〜』 私達は2024年春、イギリスと日本で新刊をローンチします。新刊のタイトルは「畏敬の念〜驚きに満ちた日々、希望にあふれた毎日〜」。畏敬の念という言葉を辞書で引くと「この世界に対する理解を超越する、大きな何かの存在を感じること」という定義が出てきます。畏敬の念について長年研究を行っている、UC Barkley校の心理学者Dacher Keltnerは、世界中の人々から畏敬の念を感じた瞬間の物語を集めました。彼の研究によると人々の畏敬の念にまつわる物語は、神や自然などの巨大な存在に抱く畏れの感情とは一線を画し、より日常の中にある感嘆や感心といった感覚に近いものだそうです。Keltnerは畏敬の念を通じて、私たちは未知の出来事に心を開き、そして人生に深い意味を見出すことができるのだと言います。ロンドンの刑務所の音楽レーベル、ブータンのカリスマラッパー、イギリスのストリートペーパーTHE BIG ISSUE、岩手県遠野の民話、ドイツで行われた芸術祭Documenta15、そしてウクライナの若き芸術家たち。私達polarisは今回、世界中の人々畏敬の念にまつわるナラティヴを集め、その可能性を探求します。 (版元より)
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雑誌polaris ISSUE01「記憶と記録」
¥1,980
SOLD OUT
polarisは思索の旅をテーマにした雑誌・コレクティヴです。私たちは、デザインと文化人類学の交点を探り、旅という行為が持つ価値を探索します。断片的で、時代遅れで、一見何の意味もなさそう。旅の途中で出会う、そうした名もなき物事に潜む物語(ナラティヴ)を、ひとつずつ丁寧に掬い上げます。 今回のテーマは『記憶と記録』。モロッコの砂漠、アメ横の魚屋、カンボジアの遺跡、ディズニーランドの駐車場、ロンドンの刑務所。記録には残らないけれど記憶には残っている、そんな「記憶」をめぐる旅の物語。 (版元より)
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OUT OF SIGHT!!! Vol.2「アジアの映画と、その湿度」
¥2,200
カルチャーメディア・ANTENNA・PORTLA 編集部が発行するインディペンデントカルチャーマガジン 『OUT OF SIGHT!!!』の第二号。 == 今回の特集テーマである「アジア」も「映画」も僕たち編集部にとっては、まだろくに足を踏み入れていない未開の領域だった。その広大さ、奥深さに手を出すことを躊躇していたのだ。機が熟したなんて、とてもじゃないけど言えない。ただ、いずれにせよ、その最初の一歩となる機会を求めていたのは事実である。そして、苦しいながらもなんとかその全貌の一部でもつかめないかと、もがいた制作期間になったと思う。この一冊は私たちがわずかに切り取ることに成功した「映画をテーマにした、アジアの見取り図」であり、そのおすそ分けとなる。 世の中が知らない物ごとで溢れていることは、小学生でも知っているだろう。しかし、僕たちが彼らと違うのは「あまりに知った気になっているものが多い」ということである。特にアジアはその心理的・物理的距離の近さからなんとなく知った気になっているものの代表格ではないか。そんなことを、パンデミックで目まぐるしく情勢が変化する中で感じていた。 一度、知っている(気になった)フォルダに入れたもののほとんどは、その後の人生で出会ったとしても接点を持つことなく手のひらからするりと抜け落ちていく。僕たちはそのことを日常的に知覚することすらできずに暮らしている。そんな当たり前のことを、観たいアジアの映画が配信サービスに存在せず、中古レンタル屋に走るメンバーを見ては思い出した。確かに、隣に存在するはずの文化だが、一つレイヤーが違えば、少し視点が変われば交わらないことがザラにある。 これが「映画の雑誌」であるかは、今でも正直わからない。ただ、純粋に「アジアや、映画のことをもっと知りたい」と感じたときに、朧げながら頭に浮かべた「あったらいいなと思う入り口の一つ」くらいはつくれたのではないかと思う。ただ、先に謝らなければいけないことは、ここまで散々「アジア」と書いてはいるものの、この雑誌で取り扱っている主な範囲は「東・東南アジア(中国を除く)」に限られるということだ。この旅をさらに奥に進めるのであれば、もう一冊分はボリュームが必要であるとの判断から今回は断念をした。その分、一つのトピックでも複数の視点から切り取るよう試みているつもりだ。 実は、3ヶ月ほど前に僕自身が台北に居を移した。暮らしているからこそわかるが、土着的だとか、ノスタルジーだとか、エネルギッシュだとか、そんな言葉でこの土地の営みをパッケージすることはあまりにも陳腐である。アジアを生きる人々は、どうあっても一言で形容できない猥雑な熱気に満ちていて、また都市はそれをすっぽりそのまま覆うような包容力を持つ。ここには紛れもない生がある。真夏なのにろくにTシャツ一つろくに乾かない湿度に嫌になることがあっても、離れがたいのはきっとそんな魔力のせいだ。 OUT OF SIGHT!!! 編集長 堤大樹 (版元より)
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OUT OF SIGHT!!! Vol.3「地域と芸術祭、あの前後」
¥2,200
__芸術祭が与えるローカリティ__ カルチャーメディア、「ANTENNA・PORTLA」編集部が発行するインディペンデントカルチャーマガジン 『OUT OF SIGHT!!!』の第三号は「芸術祭」 地域性、あるいは土地柄、その土地の風俗・習慣・人情などは芸術祭によってどのように変化してきたのかを問いを立てながら本号は制作されました。
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Troublemakers No.1 misfits
¥3,600
__Misfits(はみ出し者)に愛を贈るバイリンガル雑誌 ジャーナリスティックな美しい写真と、現場や本人の人柄が伝わる文章が印象的なTroublemakersは、タグラインとなるMisfitsを抑えつつも、紙面を飾る人びとのポシティブさ、優しさが伝わる仕上がりとなっている。
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【初回特典付き】NEUTRAL COLORS 5
¥2,970
リソグラフで刷られたこの雑誌は、インクが手についたり、濃淡に個体差があったり、一冊として同じものはない。それだけに大量生産では実現できない、個体としての「本」を感じることができるのではないか。 かつて、トラベルカルチャー誌の『NEUTRAL』『TRANSIT』『ATLANTIS』を世に送り出してきた加藤直徳(かとう なおのり)が主宰するインディペンデントな出版社〈NEUTRAL COLORS〉がリリースする新雑誌『NEUTRAL COLORS /ニュー・カラー』の第5号。 特集は「言語」。 言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。 グローバル化が進んでもスキップできない。 土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視する NEUTRAL COLORS としては探究したいテーマです。 この特集では言語の伝わらなさを認め、 どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。 いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。 点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。 言語とは「伝えようとするもの」すべてです。 雑誌をつくりながらいつも思い知らされます。 大切なことを伝えたいのに、うまく言語化できないこと。 海外で、口ごもったり黙ってしまったり、言語の壁が立ちふさがること。 NEUTRAL COLORS にとって言語とは「伝わらないもの」です。 だから、雑誌全体で伝えてみます。 ──(加藤直徳)
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ちゃぶ台(1) 「移住×仕事」号
¥1,650
お金にも政治家にも操られることなく、自分たちの手で、自分たちの生活、自分たちの時代をつくる。そんな、生まれつつある「未来のちいさな形」を、「移住」「仕事(今までにない就活)」「農業」という切り口から追う。台割を作らないという、前代未聞の作り方にも挑戦! 新しい時代の空気を新しい編集法によってつかみ取った、未来の幕開けを予感させる一冊。 特集1 移住のすすめ 特集2 今までにない就活 豪華著者陣、すべて書き下ろし! 最初から最後まで読みたくなる雑誌をめざしました。――編集部 (版元より)
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ちゃぶ台 (2) 革命前々夜号
¥1,650
景気や政治や時代にふりまわされることなく 育ちつつある「未来の小さな形」を、「食」と「会社」という切り口から追う。 カンパニー(一緒に食べる)、複業・百姓(百の仕事)、地方(じかた)、手作り……希望の「今」がここに。 もともと、会社というのは、以前、鷲田清一先生に教えていただいたように「食をともにする」ために人類が産み出した共同体のはずです。ところが、現状の会社は、株主のほうばかりを向いて、利益、効率が最優先。顧客もそこで働く人たちの気持ちも置いてけぼり。まして、「一緒に食べるために一緒に働いている」なんてことは、はるか遠くに……。 はたして、これから会社はどうなっていくのか? 今が末期とすれば、「次のかたち」は、もうすでに水面下で起きているにちがいない。 「はじめに」より
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ちゃぶ台 (3)「教育×地元」号
¥1,650
これからの教育はどうなっていくのだろう? 学びの未来はどこかですでに始まっているのだろうか? 地元はどんどんなくなっていくの? 逆に、現存する地元はずっと窮屈なままなのだろうか? そんな素朴な疑問を携え、雑誌づくりを始めることにしました。 特集1 学びの未来 特集2 新しい地元 内田樹、山縣良和、森田真生、小田嶋隆、山極壽一らが教育を 渡邉格、堀部篤史(聞き書き・木村俊介)らが地元を語る・・・ 豪華著者陣書き下ろし! 最初から最後まで読み通せる雑誌です。 (版元より)
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ちゃぶ台 (4) 「発酵×経済」号
¥1,760
これからの10年が黄金時代——。 この言葉に血が通うかどうかは、私たちひとりひとりにかかわっている。すべては自分たち次第。とにかく、ものすごい可能性の真っ只中に自分たちはいる! 特集1 菌をもっと! 特集2 やわらかな経済 尾崎世界観による短編小説、滝口悠生によるエッセイ書き下ろし! 町田康×江弘毅、内田樹×森田真生の対談を収録。 小倉ヒラク、タルマーリー、藤本智士らが発酵を、 近藤淳也、平川克美らがこれからの経済を語る・・・ ほか豪華著者による書き下ろしが盛りだくさん! 言葉の栄養、たっぷりの一冊です。 毛細血管のように、体の、日本の隅々にまでめぐり、 菌のように体内外の、地球上の、あらゆるところでこっそり役にたつ。 『ちゃぶ台Vol.4』は、そんな雑誌でありたいと思っています。————編集部より (版元より)
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ちゃぶ台 (5)「宗教×政治」号
¥1,760
「無宗教です」は通じない! 無政府状態は始まっている!? あの「周防大島40日間断水」で、何が起こったのか? 日本の問題がすべてここに凝縮していた…。 尾崎世界観(インタビュー)、滝口悠生(小説)、 藤岡拓太郎、岡田武史「今治からの小さな革命」、 内田樹、益田ミリ、森田真生ほか。 ミシマ社の雑誌、第5弾! <ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』とは?> お金や政治にふりまわされず、「自分たちの生活 自分たちの時代を 自分たちの手でつくる」。創刊以来、その手がかかりを、「移住」「会社」「地元」「発酵」などさまざまな切り口から探ってきました。本号では、「宗教」と「政治」を特集の二本柱に据えました。これからの宗教とは? 政治にどう向き合えばいいか? 災害、毎年のように起こる人災。くわえて、外国人労働者受け入れ策など議論なきまま進む政策。すさまじい勢いで進む人口減少。 大きな問題に直面する現代、私たちはどうすれば、これまでとまったく違う価値観を大切にする社会を構築できるのか。「ちゃぶ台」が、未来にたいして、明るい可能性を見出す一助になればと願ってやみません。 本誌編集長 三島邦弘 (版元より)
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ちゃぶ台(6) 特集:非常時代を明るく生きる
¥1,760
非常時代を明るく生きる 終わらない梅雨、四〇度を超える猛暑、残暑なく突入した秋。人との接触を限りなくおさえなければいけない日々。 二〇三五年には北極圏の氷が溶けると最新の科学レポートは告げ、新型コロナウイルスによる死者は全世界で一〇〇万人超えました。 気候変動も、感染症も、人類が一度も経験したことのないスケールで起きています。必然、私たちの生き方も大きく変えざるをえません。 そうした視点に立てば、今私たちが生きているのは、コロナの終息いかんにかかわらず、すでに非常時代、と言えるのではないでしょうか。すくなくとも、非常時代なのだと最初から思っておくほうがいい。どんなにあがいても、悲しんでも、気候変動はノンストップですし、新たな感染症はまたやってくるにちがいなく、自国に目を向ければ、生活苦は重くなるばかり……。 安定した時代よ、もう一度。と嘆いたところで現実はすぐには変わらないわけで、それならいっそ日々を明るく生きよう。明るく生きてさえいれば、この時代を乗りきる知恵やアイデアが湧いてくるでしょうし、多様な生物と共生していく感性も高まってくるかもしれない。 そんな思いをこめて、本号を企画しました。 非常時代を生きる。非常時代を明るく生きる。 そう腹をくくってしまえば、あとは、やることがはっきり見えてきます。 どこに住んでいようと、何歳であろうと、どんな属性に区分されようと、あらゆる人たちが生活者であることだけは免れないはずです。生活者として日々を生きる。明るく生きる。複雑な事象を暴力的にわかりやすくしたりせず、しっかり粘り強く、考えつづけていく。本誌が皆さんのそうした日々のそばにあることを願ってやみません。――本誌編集長 三島邦弘 (版元より)
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ちゃぶ台(7) 特集:ふれる、もれる、すくわれる
¥1,870
前号よりリニューアルした雑誌『ちゃぶ台』。 「生活者のための総合雑誌」として、今号も「おもしろい」が詰まっています! *7号特集「ふれる、もれる、すくわれる」に寄せて 本号を構想しはじめた当時、「お金を分解する」を特集テーマに掲げた。ものづくりを生業とする以上、お金の壁に直面しない日はないと言っていいだろう。最高のものをつくりたい。そのためには当然コストがかかる。理想をすべて実現していけば、価格に反映せざるをえない。つまり高くなる。すると、届かない(売れない)可能性が高まる。逆に、安さを優先すれば何かを落とさざるをえない。ものづくりは、最高と最適の均衡点を見つける葛藤の連続。たしかにそうだが、そもそも、「最適」価格は固定されたものなのか?とすれば、どうしても条件が不利な後発組は苦しいまま。定価の抑制は、自分たちの利益を削る形でしか成り立たなくなる。一方、生活者としては限られたなかでやりくりするほかない。視線を外に向ければ、コロナ禍で身体をはって働いておられるエッセンシャルワーカーの方々へのあまりに低い待遇……。な、なんだ、この不均衡?一度、お金そのものを分解しないことには「現代の均衡」へと進めないのではないか。 そして、お金を分解し、生活者としての息苦しさから解放されるためにも、まずは「ふれる・もれる」社会の再構築が欠かせない、そう思うに至った。コロナ下、他者との「ふれる」は禁じられ、ルールから「もれる」ことは許されず、「すくい」のない世になりつつある。政治に目を向けようものなら、絶望ばかり。コロナ以前とは違う「ふれる」「もれる」をつくり直すこと。その先に初めて「救われる」が待っているのではないか。そんな思いとともに本号を企画しました。 今、集まってきた原稿をじっくりと読み、眺め、そうした救いの可能性を見事に「掬って」くれたと感じています。ふれる、もれる、そしてときには、闇に心が「巣くわれる」。その巣くいにまたふれ、そこから何かがもれ、もれたものを掬い、救われる。本号がそうした循環を生むものであることを願ってやみません。――本誌編集長三島邦弘 *ちゃぶ台とは? 何を載せてもいい。誰と食べてもいい。食卓にもなれば、談話の場にもなる。それを囲むだけで、ふしぎと緩やかなつながりが生まれる。ときには囲む必要さえない。ただそこにあるだけで、場が和んだり、無用な対立を解消する。 ちゃぶ台という物体が、期せずして、そんなさまざまな機能をあわせもつように、本誌もまた、年齢、性別、属性といった記号を越えて、あらゆる世代のあらゆる生活者に届く雑誌でありたいです。 「自分たちの生活自分たちの時代を自分たちの手でつくる」。創刊以来、その手がかかりを、「移住」「会社」「地元」「発酵」「アナキズム」などさまざまな切り口から探ってきました。前号より、「生活者のための総合雑誌」をあらためて掲げ、デザインもリニューアルしました。日々の生活のちょっとした支えに、楽しみに、そして柔らかな強さに――。そうした思いをこめて、半年に一度、発刊する雑誌です。――ちゃぶ台編集部 (版元より)
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ちゃぶ台(9) 特集:書店、再び共有地
¥1,980
特集:書店、再び共有地 現代に生きる「共有地」たりうる本屋さんを渾身取材!! Seesaw Books(北海道・札幌) ブックカフェ「フルハウス」(福島・南相馬) 栞日(長野・松本) Antenna Books & Cafe ココシバ(埼玉・川口) ポルベニールブックストア(神奈川・鎌倉) ブックハウスひびうた(三重・津) 毎日食堂/MAINICHI STORE(兵庫・南あわじ) ウィー東城店(広島・庄原) 汽水空港(鳥取・東伯) うなぎBOOKS 旧塚本邸(福岡・八女) ◎特集対談 平川克美×辻山良雄 「小商いをはじめたら、共有地ができてしまった———喫茶店店主と書店店主が語る」 *特集に寄せて 社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――平川克美『共有地をつくる』 この一文のあと平川さんは、「国家のものでもないし、『私』のものでもない」、「自分一人で生きてゆくのではなく、かといって誰かにもたれかかって生きているわけでもない場所」と共有地を定義づけます。たとえば、喫茶店、銭湯、居酒屋、縁側など。 これを読んだときすぐに、間違いなく書店もそうだ、と直感しました。なぜなら、私たち(ミシマ社)は書店さんと日々、直取引をおこなうなかで、書店という場が読者、のみならず地域の人たちにとってどんどん「共有地化」しているのを感じていたからです。 いえ、なにも急に起こった現象ではありません。むしろ逆で、かつてはほとんどすべての書店がそうだった。そして、一部はそうでなくなっていた。が、いま再び共有地となっている本屋さんが次々と現れている。同時にその姿はかつてと同じではない。つまり、強すぎる地縁や共同体意識などから解放されてある。 かつてあった、ということは今もできるという裏返し。 かつて、と違うかたちなのは、現代社会が希求するかたちへ変形したということ。 現代の共有地はこうしたふたつの希望を抱えて現出してきつつあるのではないでしょうか。 本特集では、現代に生きる共有地たりうる本屋さんを、普段よりお付き合いさせていただいているミシマ社の営業メンバーたちが取材しました。 ――本誌編集長 三島邦弘 (版元より)
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ちゃぶ台(11) 特集:自分の中にぼけを持て
¥2,200
特集:自分の中にぼけを持て 世の中は、ピントを合わせる方向に進みすぎている、かも――。 生活にも、制度にも、仕事にも、あらゆることに、「ぼけ」が効いてくるのではないか? ・村瀨孝生さん(「宅老所よりあい」代表) 随筆「僕の老い方研究」 ・山極壽一さん インタビュー「山極先生、ゴリラは『ぼけ』るんですか?」 ・若林理砂さん(鍼灸師)、上田誠さん(劇作家)、平野愛さん(写真家) 特別エッセイ「自分の中にぼけを持つための3箇条」 ・・・など、「ぼけ」の力に迫る読み物を多数収録。 *特集に寄せて 自分の中に毒を持て。 岡本太郎のこのことばには、ちいさな存在でも強くなれるのだから、という前提があっただろう。けれど、時は進み、時代は後退し、私たちのなかの毒はすっかり無毒化されてしまった。消毒剤の成分表には「正しさ」の表記。その割合はけっこう高い。もうひとつ高い成分が「くっきり、はっきり、すっきり」といった「透明性」。もし現代人が自分のなかに毒を持ってしまったら、毒への耐性、免疫が乏しく、毒に呑み込まれるのではなかろうか。最悪のばあい、中毒死の危険すらある。 では、今、私たちが自分のなかに持つべきは何か? こう考えたとき、「ぼけ」だと思い至るに時間はかからない。というのは、私自身が何よりそれを欲していたからだ。 実際、クリアカットな物言いをする人より、うーんと唸ったり、何を言っているかよくわからない人に惹かれてきた。白黒はっきりつけましょう、といった風潮にも馴染めない。その傾向は年々、強まるばかりだ。 昨年、『ぼけと利他』(2022年9月刊行)を読んだとき、編集者に大切な要素も「ぼけ」なのでは、とまで思った。きっと、ぼけを欲しているのは私だけでないはずだ。最近でいえば、阪神タイガースの監督に就任した岡田彰布氏の発言が、いちいち話題になる。「いや、おーん、そらそうよ」。そのあまりの「わからなさ」にファンは歓喜する。 今私たちに欠けているものは、岡本太郎が生きていた(経済発展が地球環境より優先された)時代とは二つの点で異なる。 ひとつは、現代人のタフさは、毒では培われない。問題が起きたときの対処法が違う。毒で殺すのではなく、溶かす。そういう解消法が必要とされている気がする。 また、タフになるといっても、昔とちがって強くなるわけではない。それは、包容や寛容といった、質の違うタフさだろう。 だから、自分の中にぼけを持て、だ。 最近、老眼が進みつつあるが、私はこの原稿を裸眼で書いている。おかげで、文字はぼけている。そんな人間が企画した雑誌ですが、最後までおつきあいいただければ幸いです。 ――本誌編集長 三島邦弘 (版元より)
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ちゃぶ台 (12) 捨てない、できるだけ
¥1,980
特集:捨てない、できるだけ 私たちが日々している「捨てる」って、なんだろう? 捨てない生活、仕事、商売は、できる? 地球環境が「九回裏」の状況にある今、ゴミ処理最前線の町と本づくりの現場から探る! ・藤原辰史さんインタビュー「九回裏の『捨てる』考」 ・「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」ってどんなところ?(レポート) ・土井善晴×大塚桃奈「『ゼロ・ウェイスト』ってなんですか?」(対談) ・平尾剛×中野遼太郎「下手でも『楽しい』を捨てない これからのスポーツ考」(対談) *特集に寄せて ほぼ毎号、特集を決めた直後には、この巻頭文を書き終えている。だが、今号はぜんぜん進まない。特集タイトルの「捨てない」は早々に決定したものの、自ら掲げた言葉に苦しんでいる。 なぜか。理由は明らかだ。捨てているからである。 家では、週に二度の燃えるゴミの収集日に三〇リットル分のゴミ袋に満杯のゴミを詰め、週一度のプラスチックゴミの日も袋はいっぱい。仕事では出荷不能となった書籍を断裁する。自分の足元を見れば、捨てない生活など不可能に思えてならない。「できるだけ」を付けたのは、わが心のうしろめたさ故だろう。 それでも、「捨てない、できるだけ」を特集しようと思った。 持続可能とか地球環境とか、大きな題目を掲げるまでもない。地球の資源を人間の都合だけで消費し尽くし、循環の流れを妨げる。そうした生活に別れを告げないといけないのは当然だ。今あるものを大切にする、大量生産大量消費を見直す。これらはずっと言われつづけているのに、大きく改善したようには思えない。なにより自分自身の日々のなかで。 こう考えたとき、まずは自社でできることからやろうと考えた。それで「捨てないミシマ社」というレーベルを立ち上げることにした。断裁対象となっていた再出荷不能の傷んだ書籍ばかりを集めて販売しようという試みだ。「捨てない、できるだけ」の実践である。 とはいえ、断裁する本はゼロにはならない。返品の過程で、「少し傷んでます」というレベルを越えて、折れたり汚れたりした本たちも出る。それに、そもそも、本をつくる過程でこそ、大量の廃棄物が出るのだ。今回、この特集を進めるなかで、あらためて知った。 きっと、まずは自分たちの関わりのあるところから、ちゃんと知ることから始めるしかない。そして、「捨てない」という選択肢だけでなく、「何を、どう捨てる」かも重要な気がしている。メーカーとしては、何を何でつくるか。余ったり、戻ってきた商品をどうするか、をもっともっと考えなければいけない。 知る、考える、実行する。うまくいかなかったことを改善する。そのささやかな行為の積み重ねが、九回裏逆転満塁ホームランを生む。とは限らないが、それからしか逆転が起きないのは確かなのだ。 (版元より)
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奇奇怪怪
¥2,750
ラッパーのTaiTan、音楽家の玉置周啓さんによる生活の中で遭遇する違和感とワンダーの裏に潜む経済の謎まで縦横無尽に語り尽くす、Podcastから書籍誕生。本来あるべき姿、暮らしの隙間に入り込んでくるような一冊。
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ME-御津と三津寺のこれまでとこれから-
¥1,650
SOLD OUT
お寺とは樹木の年輪と近いものがある。長い年月をまちとともに過ごしているから、そのお寺は役割が大きい。三津寺の住職の願いと熱い気持ちが詰まっているから、言葉の表現でやや伝わりにくいところがあるが、優しく見守りたい。
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IN/SECTS vol.17 私たちの集い-Small gathering near us-
¥1,870
コミュニティやソサエティのかたちが変わってきている昨今。そんなあたらしい節目に、集いの現時点をまとめられた一冊。ただ、ペラペラと開くたび今も昔も人びとの笑顔は変わらない。
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IN/SECTS Vol.15 家事特集 ※メディア掲載
¥1,870
※&Premiumで連載されるベターライフブックス〈部屋と暮らしを、整えるための本〉で掲載。 日々のルーティンだからこそ、「しなきゃ」「こなさなきゃ」とどこか罪悪感が生じやすい。 だが、本書によって家事を俯瞰することができる。多種多様な職業や立場の人たちの視点に立つと、家事は無限な広がりがある。
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起業時代 Vol.3
¥660
出版:freee出版 出版年月日:2023年1月 サイズ:雑誌 ページ数:132ページ ISBN:9784910653044 配送方法:レターパック 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 2023年、想像を超える自分になる! ◎特別インタビュー 鈴木啓太/AuB株式会社代表取締役CEO(元プロサッカー選手) 宮城治男/NPO法人ETIC.創業者 ◎特集(起業家インタビュー) 経験ゼロの業種・職種で起業した"ジャンパー"たち 自分らしい起業アイデアを見つけるための「6つの出口」と「10のキーワード」 こんな手があったのか!目からウロコの開業資金ダウンテクニック ◎起業のダンドリ 個人開業のダンドリ 会社設立のダンドリ 副業のダンドリ 編集部が見た・聞いた!先輩たちのピンチ&トラブル 起業・開業するならこの一冊。 起業時代は、起業・開業を検討している人が明日から始動するための段取りを、わかりやすく網羅的に解説する雑誌です。 Vol.3のテーマは「想像を超える自分になる」。 これまでとは違う世界に飛び込んだ起業家の取材を通して、この時代の起業のかたちをお届けします。税理士・経営コンサルタント監修の「起業のダンドリ」では、個人開業や会社設立の手順のほか、インボイス制度や改正電子帳簿保存法についても解説!
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ユリイカ臨時増刊号第34巻 絵本の世界
¥1,886
出版:青土社 出版年月日:2002年 サイズ:雑誌(ムック) ページ数:205ページ ISBN:9784791700851 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 【座談会】 絵本、作るよろこび 読む楽しみ / 荒井良二+江國香織 [司会=小野明] 【エッセイ】 さる会合のためのスピーチ 「なぜかくか、なぜよむか」 と問われて・・・・・・ / 安野光雅 どうかしら? わたしの絵本づくり / 長新太 まともじゃないものでなきゃだめだ / 井上洋介 絵本のニンシン・シュッサン / スズキコージ 遊々と急げ / 梅田俊作 『まじょのかんづめ』 ができるまで / 佐々木マキ 「けんかのきもち」 / 伊藤秀男 時間よ、とまれ / ささめやゆき 楽しい読者の裏切り方 / きむらゆういち 『はるにれ』 への旅 / 姉崎一馬 絵本の火種 / 今江祥智 メイキング・オブ・『あしたうちにねこがくるの』 / 石津ちひろ 童話のことば・絵本のことば / 内田麟太郎 ああ、絵が描けなくてよかった / 中川ひろたか 絵本のそばで / 片山令子 【絵本を拡げる】 偶然の絵本、必然のビデオ。 / 五味太郎 マンガと絵本 / 竹内オサム これは映画(どころ)ではない 坂道と俯瞰をめぐって / 張井順 絵本の初めと現在 / 宇野亜喜良 鼻の上三〇センチのイメージ / 山本容子 染色で絵本を作る / 柚木沙弥郎 音楽と絵本について / 元永定正 【翻訳家の使命】 当世絵本事情 / 矢川澄子 絵本の翻訳の不自由 / 青山南 禁じられた乳牛 / 穂村弘 【作家を訪ねて】 大人の文学の技術と子どもの心を持つこと / 石井桃子 [聞き手=本下いづみ] 書くことで少しずつ自由になってきた / 神沢利子 [聞き手=南谷佳世] 木の実が作る物語 / 田島征三 [聞き手=増田喜昭] 軽やかに、歩きつづける / 太田大八 [聞き手=本下いづみ] 痛快! 絵本の旅芸人 / 飯野和好 [聞き手=小野明] けとばし山の極楽絵本 / 大道あや [聞き手=小野寺由紀] 大きな目が写し取った世界 / 林明子 [聞き手=南谷佳世] 絵の 「顔」 を求めて / 瀬川康男 [聞き手=アーサー・ビナード] 【絵本論】 TOMの冒険 / 池内紀 こうしてくるんと ひとまわり 絵本表象論・覚え / 高山宏 「思い出も未練もシャベルで・・・・・・」 あのころの絵本のこと、人のこと / 今江祥智 シャツ / 小野明 【絵本の現場から】 絵本の編集とワークショップの途中経過 / 土井章史 書評の現場 / かわべしょうこ 絵本に出会う場所をつくる / 増田喜昭 看板なし、店舗なし、車なしの 「どこでも絵本や」 / 加藤美穂子 月刊絵本の可能性 / 八木一樹 エージェントという仕事 / 桂由貴 【私の一冊】 『トリゴラス』 / 長谷川宏 ぼくの 『岩見重太郎』 / 明坂英二 母と 『ちゃいくろ』 と私 / 大貫亜美(PUFFY) 魅惑のモンスターたち / D[di:] (イラストも) とらのばた、、とくろいひと / 長谷部奈美江 『もじゃもじゃペーター』 / 巌谷國士 『ピーターラビット』 / 安達まみ 『ソリマンのおひめさま』 / 千野栄一 『クロてがみかこう』 窪地の底のミクロコスモス / 堀切直人 『ダーシェンカ、あるいは子犬の生活』 / 保川亜矢子
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ユリイカ 202304 牧野富太郎の世界
¥1,760
出版:青土社 表紙・目次・扉:北岡誠吾 出版年月日:2023年3月 サイズ:雑誌 ページ数:262ページ ISBN:9784791704293 配送方法:レターパック 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 花と恋して九〇年——NHK連続テレビ小説『らんまん』放送記念 文久土佐に生まれた牧野富太郎が「日本植物学の父」として近代アカデミズムとも交差しながら採集し、論文を書き、雑誌を作り、地域に根づき同好会を後援してきたその営為とはなんであったのか、植物を愛した牧野富太郎のまなざしに降り立ち、牧野とともに植物の思考に分け入ってみるとしよう。