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世の人
¥1,870
出版:百万年書房 著者:マリヲ 出版年月日:2023年2月 サイズ:単行本 ページ数:224ページ ISBN:9784908465130 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 「三回目の逮捕の後、もう本当にダメかも知れない、という気持ちと、確実になった刑務所生活を一秒でも短くしたいという気持ちから、ダルクに通所することにした。アルバイトとダルクを両立させていること(社会生活に問題がなく薬物依存を認めその治療にあたっていること)、家族、友人との関係が良好であること(社会的な受け皿があること)が、裁判において有利に働くらしいということをプッシャーの友人に教えてもらったからだった。」(本文より) 引いても押しても地獄ならってとことん逃げて、でもこんなところにたどり着かなくてもいいやんなあ。 暮らしレーベル、第2弾。 「なんでか泣けるな」 「大切なことが書かれ過ぎている」 「彼の文章読むと、ルー・リードが聴きたくなる。ディープだけど、まろやか」 「本当にまいった。口から心が飛び出すかと思った」 「読むたびに心臓がドキドキする」 ーーweb連載時から話題沸騰。大阪淡路在住のラッパー・マリヲによる、這いずり回る日々の記録。 <著者 マリヲ > 1985年、大阪府生まれ。本名・細谷淳。阪急淡路駅近くの自転車店・タラウマラを2022年いっぱいで退職。ラッパー。
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いかれた慕情
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出版:百万年書房 著者:僕のマリ 出版年月日:2023年05月 サイズ:四六判 ページ数:224ページ ISBN:9784761528584 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 家族にも友人にも本音を言うのが苦手だった。何年生きても薄い関係しか築けないのが、ずっとコンプレックスだった。自分を晒すことにどうしても抵抗があり、踏み込むのも踏み込まれるのも躊躇した。そうやって生きてきたから、誰かの友情や愛情を目の当たりにすると、決まって後ろめたい気持ちになった。冷めたふりして飄々と生きているつもりだったけれど、本当はものすごく寂しかった。(本文より) わたしはずっと、君みたいになりたかった。 <著者 僕のマリ> 1992年生まれ、物書き。犬が好き。2018年、短編集『いかれた慕情』を発表。ネットプリントで印刷できるエッセイをたまに書いている。
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せいいっぱいの悪口
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出版:百万年書房 著者:堀静香 出版年月日:2022年10月 サイズ:四六判 ページ数:224ページ ISBN:9784910053318 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) --詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。 <著者 堀静香> 山口県在住。 歌人集団「かばん」所属。 中高非常勤講師のかたわらエッセイや短歌をものする。 著書にZINE『せいいっぱいの悪口』(2019)、ほか晶文社スクラップブック「うちにはひとりのムーミンがいる」連載(2020~2022)
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夫婦間における愛の適温
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著者:向坂くじら 出版社:百万年書房 サイズ: 四六変型判 118×188×13mm ページ数: 204ページ 《内容紹介》(百万年書房ホームページからの抜粋) まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた。(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? 暮らしレーベル、第4弾。デビュー詩集『とても小さな理解のための』が5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 《著者略歴》 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人、国語教室ことぱ舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」で朗読を担当。デビュー詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)のヒットで、新聞・テレビなどのメディアから。一九九四年生まれ、埼玉県在住。 《目次》 オッケー、愛情だけ受け取るね わたしはね、もう、これでいくのよ おおむね、ね(笑) 俺は論理的に話したいだけなんだけど、彼女はすぐ感情的になって 飢えなのです 合理的に考えて、死んだほうがマシである わたしは、その顔あんまり好きじゃないな 歌を歌っていましたか 昼下がりが/部屋を/包んだ 目のあわない距離 「そっちでいくのかよ」 ものをなくしつづけて生きている 彼岸 笑う姿を見てて、うれしい ああ、また、わたしが間違っていたのだな 熱が出ると いちばんふつうの家のカレーが好きなんだよね うちではお手伝いひとつしなかったのにね あいをたいせつにね! ごめんね、ハイジニーナちゃん 関西弁で、しゃべってみたいわあ あんまり、遅くならずに帰ってこようね なんでこんなところにいるんだっけ 春
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