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本売る日々
¥1,870
出版:文藝春秋 著者:青山文平 出版年月日:2023年3月 サイズ:単行本 ページ数:237ページ ISBN:9784163916682 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 江戸時代。本を行商して歩く私が見たものは、本を愛し、知識を欲し、人生を謳歌する人びとだった−。本屋の目を通して村と村が発展した在郷町の住人たちの、生き生きとした暮らしぶりを描く。『オール讀物』掲載を単行本化。 時は文政5(1822)年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る。上得意のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は近ごろ孫ほどの年齢の少女を後添えにもらったという。妻に何か見せてやってほしいと言われたので画譜――絵画の教本で、絵画を多数収録している――を披露するが、目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていた。間違いなく、彼女が盗み取ったに違いない。当惑する私に、惣兵衛は法外な代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語るが……。 江戸期の富の源泉は農にあり――。江戸期のあらゆる変化は村に根ざしており、変化の担い手は名主を筆頭とした在の人びとである、と考える著者。その変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。 <著者 青山文平> 神奈川県生まれ。早稲田大学第一政治経済学部卒。「白樫の樹の下で」で松本清張賞、「鬼はもとより」で大藪春彦賞、「つまをめとらば」で直木賞を受賞。
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大名倒産 上下巻
¥1,760
出版:文藝春秋 著者:浅田次郎 出版年月日:2022年9月 サイズ:単行本 ページ数:384ページ(上巻)、400ページ(下巻) ISBN:9784167919283(上巻)、9784167919290(下巻) 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 260年の泰平の間に、積もり積もった借金はなんと25万両! この世のものとは思えぬ負債を知った長男はショックで急死してしまった。 丹生山松平家12代当主は、次男三男を飛び越えて庶子の四男・小四郎に後を継がせて隠居すると、ひそかに「大名倒産」の準備を進め…… 何も知らずに大名家の家督を継いでしまった21歳の小四郎、糞がつくほどの真面目さ誠実さを武器になんとか倒産を防ごうと必死の「経営再建」に乗り出すが。 参勤行列を整える金にも困窮つつ三万石の御領国・丹生山へ初のお国入りをした小四郎は倹約また倹約、殖産産業の鮭の養殖、国家老も商人も巻き込んでなりふり構わぬ金策。しかし焼け石に水…健気な若殿の大逆転はなるのか。 万策尽きた時、人の世を眺めていた七福神たちが動き出す⁉ <逃げ切りを目指す親世代VS巨大な負債を押し付けられた若者> 笑いと涙がてんこ盛りの豪華エンターテインメント!! <著者 浅田次郎> 1951年東京生まれ。1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞を受賞。以降、『鉄道員(ぽっぽや)』で1997年に第117回直木賞、2000年『壬生義士伝』で第13回柴田錬三郎賞、2006年『お腹(はら)召しませ』で第1回中央公論文芸賞・第10回司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で第42回吉川英治文学賞、2010年『終わらざる夏』で第64回毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞を受賞するなど数々の文学賞に輝く。また旺盛な執筆活動とその功績により、2015年に紫綬褒章を受章、2019年に第67回菊池寛賞を受賞している。他の著書に『プリズンホテル』『天切り松 闇がたり』『蒼穹の昴』のシリーズや『憑神』『赤猫異聞』『一路』『神坐す山の物語』『ブラック オア ホワイト』『わが心のジェニファー』『おもかげ』『長く高い壁 The Great Wall』『大名倒産』『流人道中記』など多数。2011年から6年にわたり、第16代日本ペンクラブ会長も務めている。
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大名倒産 上下巻<文庫>
¥858
出版:文藝春秋 著者:浅田次郎 出版年月日:2022年9月 サイズ:文庫 ページ数:384ページ(上巻)、400ページ(下巻) ISBN:9784167919283(上巻)、9784167919290(下巻) 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 260年の泰平の間に、積もり積もった借金はなんと25万両! この世のものとは思えぬ負債を知った長男はショックで急死してしまった。 丹生山松平家12代当主は、次男三男を飛び越えて庶子の四男・小四郎に後を継がせて隠居すると、ひそかに「大名倒産」の準備を進め…… 何も知らずに大名家の家督を継いでしまった21歳の小四郎、糞がつくほどの真面目さ誠実さを武器になんとか倒産を防ごうと必死の「経営再建」に乗り出すが。 参勤行列を整える金にも困窮つつ三万石の御領国・丹生山へ初のお国入りをした小四郎は倹約また倹約、殖産産業の鮭の養殖、国家老も商人も巻き込んでなりふり構わぬ金策。しかし焼け石に水…健気な若殿の大逆転はなるのか。 万策尽きた時、人の世を眺めていた七福神たちが動き出す⁉ <逃げ切りを目指す親世代VS巨大な負債を押し付けられた若者> 笑いと涙がてんこ盛りの豪華エンターテインメント!! <著者 浅田次郎> 1951年東京生まれ。1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞を受賞。以降、『鉄道員(ぽっぽや)』で1997年に第117回直木賞、2000年『壬生義士伝』で第13回柴田錬三郎賞、2006年『お腹(はら)召しませ』で第1回中央公論文芸賞・第10回司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で第42回吉川英治文学賞、2010年『終わらざる夏』で第64回毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞を受賞するなど数々の文学賞に輝く。また旺盛な執筆活動とその功績により、2015年に紫綬褒章を受章、2019年に第67回菊池寛賞を受賞している。他の著書に『プリズンホテル』『天切り松 闇がたり』『蒼穹の昴』のシリーズや『憑神』『赤猫異聞』『一路』『神坐す山の物語』『ブラック オア ホワイト』『わが心のジェニファー』『おもかげ』『長く高い壁 The Great Wall』『大名倒産』『流人道中記』など多数。2011年から6年にわたり、第16代日本ペンクラブ会長も務めている。
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からだの美
¥1,760
SOLD OUT
出版:文藝春秋 著者:小川洋子 出版年月日:2023年3月 サイズ:単行本 ページ数:128ページ ISBN:9784163916699 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 魂は身体の細部にこそ宿る隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す。極上の随筆16篇。 イチローの肩、羽生善治の震える中指、ゴリラの背中、高橋大輔の魅惑的な首、ハダカデバネズミのたっぷりとした皮膚のたるみ、貴ノ花のふくらはぎ、赤ん坊の握りこぶし――身体は秘密に満ちている。「文藝春秋」大好評連載を書籍化。 <著者 小川 洋子> 1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。主な著書に『やさしい訴え』『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『薬指の標本』『夜明けの縁をさ迷う人々』『猫を抱いて象と泳ぐ』等。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。翻訳された作品も多く、海外での評価も高い。
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