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ピッツァ職人
¥2,200
本場ナポリの薫陶。 庶民のソウルフードを焼く誇り。 生地と窯に没頭する境地。 職人たちの生き様に、12年越しで迫った、 圧巻のノンフィクション。 何がやりたいのかわからない、と生きてきた私は、そっち側の人たちはきっと特別なのだと思っていた。だけど中村は、「やりたいこと」を一度失った人でもある。真っ暗な場所で、彼はただ、微かに振れた自分の心に従った。(略)さらには取材を重ねるうち、本書に登場する職人のほとんどが、そうした心の振れを見過ごさなかった人たちだと知った。出合いとは、はじめから運命的な顔をしているわけじゃない。逆に言えば、人は誰でも特別になれる、ということだ。(「あとがき」より)
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菌の声を聴け タルマーリーのクレイジーで豊かな実践と提案
¥1,980
パン職人からクラフトビール職人へ。その著者のルーツを辿ると、これまでの大量生産や消費者の考え方が起因されているを感じる。天然酵母から始まり、食、環境問題まで、改めて考えさせる一冊。
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味つけはせんでええんです
¥1,760
料理は生きる感覚を研ぎ澄ます。料理を通して、世界のこと、私のこと、地域のことを考える。料理人で第一人者の土井善晴さんから料理の根幹にある喜びを想起させる。
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料理と利他
¥1,650
出版:ミシマ社 著者:土井善晴、中島岳志 装丁:寄藤文平・古屋郁美 出版年月日:2020年12月 サイズ:四六判並製 ページ数:168ページ ISBN:9784909394453 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。 コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、世界の劇的な変化が語られがちな中、私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』等の著書や料理番組で活躍する料理研究家の土井善晴と、『中村屋のボーズ』等の著書がある政治学者であり、最近は「利他」を主要なテーマの一つに研究をしている中島岳志。 異色の組み合わせの二人が、家庭料理、民藝、地球環境、直観、自然に沿うこと…等々、縦横無尽に語らい、ステイホーム期間に圧倒的支持を受けたオンライン対談「一汁一菜と利他」を、ライブの興奮そのままに完全再現! <著者> 土井善晴 料理研究家。1957年、大阪生まれ。フランス料理や日本料理を学んだ後、土井勝料理学校講師を経て、1992年に「おいしいもの研究所」を設立。十文字学園女子大学招聘教授、東京大学先端科学研究センター客員研究員。NHK「きょうの料理」、テレビ朝日「おかずのクッキング」の講師を各30年務めている。著書に『一汁一菜でよいという提案』『おいしいもののまわり』『土井善晴の素材のレシピ』などがある。 中島岳志 1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『パール判事』『朝日平吾の鬱屈』『保守のヒント』『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『岩波茂雄』『アジア主義』『下中彌三郎』『保守と立憲』『親鸞と日本主義』『保守と大東亜戦争』、共著に『現代の超克』などがある。
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シェフを「つづける」ということ
¥1,980
出版:ミシマ社 著者:井川直子 出版年月日:2015年2月 サイズ:四六判並製 ページ数:272 ページ ISBN:9784903908588 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容詳細> シェフになることを夢見てイタリアに渡った若者たちが、人生の現実に直面し苦闘する10 年を追う、渾身のノンフィクション。 <著者 井川直子(イカワナオコ)> 1967年、秋田県生まれ。フリーライター。レストラン取材のほか、主に料理人、生産者など「食」と「飲」まわりの人々、店づくりなどの記事を雑誌・新聞等に寄稿。日本中のイタリアンを訪ねる「地方イタリアン」もライフワーク。著書に『イタリアに行ってコックになる』『僕たち、こうして店をつくりました』(以上、柴田書店)、共著に『麗しの郷ピエモンテ』(昭文社)などがある。『dancyu』『料理通信』に記事を連載中。
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その農地、私が買います
¥1,870
出版:ミシマ社 著者:高橋久美子 出版年月日:2022年5月 サイズ:四六判変形並製 ページ数:232ページ ISBN:9784909394583 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 「実家の畑を、太陽光パネルにしたくない」 愛媛出身、東京在住。 闘いの狼煙をあげたものの、立ちはだかる壁の数々! これぞ、現代日本の課題そのもの… 現実はあまりにもすごかった! (ミシマ社創業15周年記念企画) 「おまえは東京におるんじゃけん関係なかろわい」by 父 農地は負の遺産と考える父親世代、中・小規模農家の経済的な厳しさ、農地を持っている人しか農地を買えない法律、急増する猿や猪の畑荒らし、子孫を残せない「F1種」の種、体調を悪くする農薬散布、足並みを揃えることを最優先する町の雰囲気…etc. 未来に後悔をしないため、まずは知ること、動くこと。 「変わり者」と言われても、高橋さん家の次女はゆく! <著者 高橋久美子(タカハシクミコ)> 作家・詩人・作詞家。1982年愛媛県生まれ。音楽活動を経て、詩、小説、エッセイ、絵本の執筆、翻訳、様々なアーティストへの歌詞提供など文筆業を続ける。また、農や食について考える「新春みかんの会」を主催する。著書に小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセイ集『旅を栖とす』(KADOKAWA)、『いっぴき』(ちくま文庫)、詩画集『今夜 凶暴だから わたし』(ちいさいミシマ社)、絵本『あしたが きらいな うさぎ』(マイクロマガジン社)など。
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縁食論 孤食と共食のあいだ
¥1,870
出版:ミシマ社 著者:藤原辰史 出版年月日:2020年11月 サイズ:四六判並製 ページ数:192 ページ ISBN:9784909394439 配送方法:スマートレター 取扱店舗:SANJOPUBLISHING他 <内容紹介> 子ども食堂、炊き出し、町の食堂、居酒屋、縁側… オフィシャルでも、プライベートでもなく。 世界人口の9人に1人が飢餓で苦しむ地球、義務教育なのに給食無料化が進まない島国。ひとりぼっちで食べる「孤食」とも、強いつながりを強制されて食べる「共食」とも異なる、「あたらしい食のかたち」を、歴史学の立場から探り、描く。 現代社会が抱える政治的、経済的問題を「家族や個人のがんばり」に押し付けないために。 <著者 藤原辰史(フジハラタツシ)> 1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業史、食の思想史。著書に『ナチスのキッチン』『給食の歴史』『分解の哲学』(サントリー学芸賞受賞)『カブラの冬』『トラクターの世界史』など多数。
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ええかげん論
¥1,980
四六判並製,192p ミシマ社刊行、土井善晴,中島岳志著 コロナ、政治、気候…不安は尽きねどもまずは日常を整える。 その智恵がここに。 正解は、いつも同じではない。 けれど、自分のコンディションを整え、「今・ここ」を感じていれば、 おのずと「ある一点」がわかるようになる。 料理から、そして保守や仏教の思想から、 それぞれに「ええかげん」を探求してきた二人による、 自立して豊かに生きるための「ええかげん」論。 人生の道を一生懸命歩みたい方はぜひ。
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