テキーラとメスカル:同じ起源をもつアガベ・スピリッツ
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出版:ミネルヴァ書房
著者:サラ・ボーウェン
訳者:小澤卓也、立川ジェームズ、中島梓
出版年月日:2021年6月
サイズ:単行本
ページ数:364ページ
ISBN:9784623091102
配送方法:スマートレター
取扱店舗:SANJOPUBLISHING他
<内容紹介>
メキシコにはアガベと呼ばれるリュウゼツランからつくられたテキーラとメスカルという蒸留酒がある。同じ起源をもつふたつの酒だが、特定の土地でつくられたテロワール産品はテキーラとしてグローバルに知られるようになった。そして近年ではそれを追いかけてメスカルもメキシコのローカル市場から脱却しようとしている。本書は、同じ起源をもつにもかかわらず異なる産品となった香気に富むこのふたつについて、生産現場から消費地までをつぶさに踏査のうえ名酒生産がはらむポリティクスを読み解く。
<著者>
サラ・ボーウェン(Sarah Bowen)
2008年 社会学博士号取得(ウィスコンシン大学マジソン校)。
2014年 ノースカロライナ州立大学社会学・人類学部准教授就任。
2015年 Divided Spirits: Tequila, Mezcal, and the Politics of Production, Oakland: University of California Pressを上梓。
2020年 ノースカロライナ州立大学社会学・人類学部教授就任。
著 書 Sarah Bowen, Joslyn Brenton, Sinikka Elliott, Pressure Cooker : Why Home Cooking Won't Solve Our Problems and What We Can Do About It, New York: Oxford University Press, 2019. ほか。
小澤卓也(おざわ・たくや)
1966年 東京都生まれ
1998年 立命館大学大学院文学研究科博士後期課程歴史学専攻西洋史専修修了,博士(文学)
現 在 神戸大学大学院国際文化学研究科教授
主 著『先住民と国民国家──中央アメリカのグローバルヒストリー』有志舎,2007年。
『コーヒーのグローバル・ヒストリー──赤いダイヤか,黒い悪魔か』ミネルヴァ書房,2010年。
『教養のための現代史入門』(共編著)ミネルヴァ書房,2015年。
立川ジェームズ(たつかわ・じぇーむず)
1986年 イギリス・ロンドン市生まれ
2017年 立命館大学大学院文学研究科博士後期課程人文学専攻西洋史学専修修了,博士(文学)
現 在 立命館大学兼任講師・フリーランス翻訳者
主 著「メロヴィング期におけるsynodusのイメージと実態(511-614年)」
『史林』97(2),2014年。
「メロヴィング期における教会会議の政治的役割──クロタール2世の治世後期(613-629年)を中心に」『西洋史学』256,2014年。
翻 訳『バナナのグローバル・ヒストリー──いかにしてユナイテッド・フルーツは世界を席巻したか』(共訳)ミネルヴァ書房,2018年。
中島 梓(なかじま・あづさ)
2014年 立命館大学大学院文学研究科博士後期課程人文学専攻綜合人文学専修修了,博士(文学)
現 在 立命館大学理工学部非常勤講師
主 著 「トリーノとチョコレート──通説からたどる,首都遷都の物語との不思議な結びつき」『日伊文化研究』第53号,2015年。
「Seiyosomenから『長崎スパゲッチー』へ──明治期の,あるキリシタン集落におけるパスタ作り」『日伊文化研究』第54号,2016年。
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