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断片的なものの社会学

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出版:朝日出版社
著者:岸政彦
出版年月日:2015年5月
サイズ:四六判正寸
ページ数:244ページ
ISBN:9784255008516
配送方法:スマートレター
取扱店舗:SANJOPUBLISHING他

<内容紹介>
路上のギター弾き、夜の仕事、元ヤクザ……
人の語りを聞くということは、ある人生のなかに入っていくということ。
社会学者が実際に出会った「解釈できない出来事」をめぐるエッセイ。

◆「この本は何も教えてはくれない。
  ただ深く豊かに惑うだけだ。
  そしてずっと、黙ってそばにいてくれる。
  小石や犬のように。
  私はこの本を必要としている。」

一生に一度はこういう本を書いてみたいと感じるような書でした。
ランダムに何度でも読み返す本となりそうです。
――星野智幸さん

どんな人でもいろいろな「語り」をその内側に持っていて、
その平凡さや普通さ、その「何事もなさ」に触れるだけで、
胸をかきむしられるような気持ちになる。梅田の繁華街で
すれちがう厖大な数の人びとが、それぞれに「何事もない、普通の」
物語を生きている。

<著者 岸政彦>
1967年生まれ。社会学者・作家。著書に『同化と他者化――戦後沖縄の本土就職者たち』『街の人生』『断片的なものの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞)『ビニール傘』(第156回芥川賞候補、第30回三島賞候補)『マンゴーと手榴弾――生活史の理論』『図書室』(第32回三島賞候補)『地元を生きる――沖縄的共同性の社会学』(共著)など。

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