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今日のアニミズム

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文明がどんな発達しても、孤独はいつでもあなたを離さない。プリミティブな原点回帰を掲げたこの一冊は、構造的な反転をあらためて考えさせる。人間以外の生物を含む、木や石など、すべての物のなかに魂が宿っているという思想や信仰「アニミズム」と今日性を紐とかれる

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書籍情報

出版:以伝社
著者:清水高志、奥野克巳
装幀:近藤みどり
出版年月日:2021年12月
サイズ:四六判
ページ数:352ページ
ISBN:978-4-7949-7376-4
配送方法:レターパック

内容紹介

人類学者・岩田慶治の仕事、テトラレンマをはじめとする仏教の思想と論理、そして現代において注目を集めるモノと人のネットワークを含む新たな存在論の議論から、「アニミズム」の今日性を問う文化人類学と哲学の対話。

目次

まえがき(清水高志)
第1章 アニミズム、無限の往還、崩れる壁(奥野克巳)
第2章 トライコトミー Trichotomy(三分法)、禅、アニミズム(清水高志)
第3章 対談Ⅰ(奥野克巳×清水高志)
第4章 他力論的アニミズム(奥野克巳)

著者

奥野克巳
1962(昭和37)年生れ。文化人類学者。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。大学在学中から世界中を旅し、卒業後商社勤務を経て、大学院で文化人類学を専攻。2006(平成18)年からボルネオ島に暮らすプナンのもとで定期的にフィールドワークを続けている。著書に『「精霊の仕業」と「人の仕業」』『帝国医療と人類学』『モノも石も死者も生きている世界の民から人類学者が教わったこと』『マンガ人類学講義』(MOSAとの共著)『絡まり合う生命』『一億年の森の思考法』『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』『人類学者K』などがある。

清水高志
東洋大学総合情報学部教授。現代フランス哲学、情報創造論専攻。名古屋大学博士後期課程、情報科学研究科満期退学。博士(学術)。ミシェル・セールの思想を掘り下げ、セールの影響の強いピエール・レヴィ、ブリュノ・ラトゥールらの動向も意識しつつ、ポスト・ポスト構造主義の理論を独自に模索する。

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